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門前の小僧ブログ

僧侶と言う立場

2025-10-08
月曜日の山陰中央新報社に記載されたコラム「教えの庭から」の執筆者は武田正文さんという浄土真宗のお坊さんだった。

「役に立たないことが生きがいになる」というタイトルの文章を興味深く読ませてもらった。

その中に「僧侶の立場」は何かという問いがあり 世間は職業という理解だが 自分は「生きざま」と理解しているとお書きになっていた。

このお話を読みながら「僧に非ず俗に非ず」と ご自分の立場を語られた親鸞さまというお坊さんのことが思い出された。

世間の価値観で暮らすのではなく 真実と向き合いながら暮らすのだという自覚。それでも 僧を生業とせず俗の中で暮らすという生きざまを語っておられた。

私の判断基準は 損得とか自己中心ばかりだが 折々にそれに気づき恥ずかしく思うことがある。そして改めたいという気持ちも生まれる。

それを繰り返しながら生涯を送るという生きざまを言葉にしたり お見せしているように感じている。
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