門前の小僧ブログ
棋道
2024-11-15
「棋道」という言葉があることを知った。いわれてみたら あっても違和感はない言葉だ。
剣道や柔道とか茶道や華道など 昔から大衆の間で盛んであった習いごとには「道」がつくものが多くある。余談だが 「仏道」という言葉もあるがこれは少し意味が違う。
「棋道」とは 将棋や囲碁を習う人たちが教わる心構えだ。礼節とか自己鍛錬を重ねることが大切で 勝ち負けにこだわるものではないと解釈されていた。
ところが近年になって国際化が進み 「道」が見直され始めている。勝負事は何事であっても「異文化の世界で勝つ」ことを目指さなければならなくなった。
ルールを侵さない限りは科学の力を利用するなど 手段を択ばないという戦いが始まっている。謙虚さやオープンな姿勢に徹する新しい「道」が出現していようだ。